ブックタイトル塾新聞 2014年第3号
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塾新聞 2014年第3号
1 塾新聞2014年(平成26年)5月1日 第3号武雄市といえば、市内の小中学生に数千台のタブレットを無料配布して家庭学習させた上での「反転授業」が有名。東京都杉並区で藤原和博氏のあとを受けて夜スペなどを継続して行ってきた武雄市の挑戦は、官、民、地域が 一体となった新しい教育なのか?タブレットによる「反転授業」民が公のカリキュラムそのものを担うことになる本当の意味で教育改革と言えるのか!?塾の評価が一つの壁を越えた?『公設民営ではない』まずは現実路線で「塾新聞」HEAD LINE■第1面最新ニュース特集「武雄市の挑戦は官、民、地域が一体となった新しい教育なのか?」■第2面写真特報!!「吹田市に大和大学が開学」撮影/ Yamada Tetsuya速報Column「教育再生実行会議の方向性2」■第3面教育対談 中土井鉄信VS 千葉誠一「いま塾に求められる人材とは?」後編司会/松見敬彦撮影/ Seto Masato■第4面見学したい塾「北海道札幌市 くじら塾」「2015塾・予備校 座談会」■第5面全国主要塾の新年度戦略を探る(その三)Special Column「学習塾の揺籃期 2」AJC理事長 森貞孝■第6面連載小説「リターンマッチ 3」高嶋哲夫弁護士 青島克行の日常は危険にあふれている NO.3「言葉の暴力」■第7面アジアの視点で英語教育を考える 2トンクス・バジル「日本の英語教員の問題を考える」Column 「魚が陸に上がる日」片寿家其六■第8面今野篤の教育サービス・フランチャイズを行く NO.3『冷暖自知』記念日に行きたい「お宿」②ハズレ無い店 ①四月一八日に東京都内で記者会見した、佐賀県武雄市の樋渡啓祐市長は、さいたま市に本部を置く「花まる学習会」(高濱正伸代表)と一〇年間の連携を結んだと発表した。武雄市では、同会の開発した教材や教育カリキュラムを導入し、早ければ今夏からモデル校一校で実証研究をスタートさせ、段階的に広げていく計画という。~教育界人材サポートセンター~求人採用 ご相談ください本 社 〒151-1153 東京都渋谷区代々木2-13-8 エスト新宿ビル6階 TEL:03-3378-1165 FAX:03-3378-1206関西本部 〒532-0011 大阪府大阪市淀川区西中島513-24 アンシャンテ新大阪2F TEL:06-6307-5431 FAX:06-6307-5420コスモカレッジ 〒151-1153 東京都渋谷区代々木2-13-8 エスト新宿ビル5階 TEL:03-3378-1542 FAX:03-3378-1206北京本部 中華人民共和国北京市総合教育労働者派遣事業[ 般 13-07-0261] 有料職業紹介事業[13-07-ユ-0405]●社団法人日本青少年育成協会会員 ●社団法人全国学習塾協会賛助会員●全国学習塾協同組合賛助会員 ●東京私塾協同組合協賛会社 ●公益社団法人日本ユネスコ協会維持団体TEL:03-3378-1165 URL http : www.cosmo-web-net.co.jpコスモカレッジ北京校コスモはスクール運営・留学支援も実施様々なご要望にお応えしています。留学生支援事業北京にて日本語学校コスモカレッジを運営し、毎年多くの留学生を輩出。日本の大学院、大学、短大、専門学校、日本語学校への入学支援を行っており、各学校様からも格別なるご信頼をいただいております。語学スクールコスモカレッジ中国語会話・英会話スクール。2歳の子どもから受講可能で、企業や大使館などへの出張レッスンも実施。また、中国語会話講師の各教育機関への講師人材サービスも開始。学習塾・予備校あらゆるニーズに【開発室】がお応えします。●専任講師 ●非常勤講師●教室長候補正社員を前提とした人材から学生アルバイトまで、ご希望に沿った人材を配置いたします。私立学校【広報室】がご相談承ります。●専任講師 ●非常勤講師 ●課外授業講師●主要5教科 ●技術科目 ●養護教諭 ●司書教諭即戦力のベテラン講師のみならず、正社員登用を前提とした新卒者派遣も、コスモの支援体制をフルに活用していただけます。外国人講師上質な外国人教師を【ネイティブ事業室】より貴校に!●公立小中学校●私立幼小中高大への派遣実績人柄重視・職務態度重視のきめ細かい研修・支援体制で、安心して外国人講師をご活用いただけます。幼稚園・保育園【幼児教育事業部】が、ご要望にお応えします。●フルタイム ●パートタイム●担任 ●担任補助人材不足といわれる業界だからこそ、慎重な人選と、手厚い支援体制で契約満了まで責任をもって派遣いたします。私立大学【人材支援室】が、優秀な人材を厳選して派遣いたします。●大学事務●図書館司書繁忙期の短期事務から、常勤の事務まで。図書館司書や補助講師の派遣も可能です。教育業界で27年の実績と信頼。教育業界専門の人材支援を手掛けたパイオニアとして、蓄積された経験とノウハウを活かしながら、時代に応じた新たなニーズにお応えいたします。正規職員だけでなく、非常勤の採用も一筋縄ではいかない昨今の採用人事。「今まではこれで上手くいっていたのに……」コスモの登録スタッフの中よりご要望に相応しい人材をコーディネートさせていただきます。人事、求人、採用でお困りであれば、コスモへご一報くださいませ。森上教育研究所の森上展安所長は次のように語る。「武雄市の『官民一体化の小学校設立』というニュースで、注目すべきは、特別顧問の藤原和博氏が手掛けていて話題になった杉並区の夜スペのようMBA(マネジメント・ブレイン・アソシエイツ)の中土井鉄信代表武雄市が連携する「花まる学習会」は、今後一〇年間、武雄市から講師の人件費や教材購入費などを受け取り、公教育のカリキュラム内容を決め、年間指導について主導的役割を担うことになるが、端的に言えば、子どもたちが学校で学ぶ費用が塾に支払われるのであり、税金が塾に支払われるわけだ。見た目は公教育であっても、中身が塾。今後同じような連携が増えた場合に、「公教育とは何か」という定義そのものが崩れる可能性もある。そして人材的にも、実力さえあれば教育免許不要の時代が訪れるのかもしれない。武雄市の教育委員会を取材して、前回と前前回に取材記事が掲載された、JMEDIA日本メディア教育株式会社の大塚意生社長は語る。「今回の官民一体型学校の創設は、硬直した日本の教育制度に小さな風穴を開けたことは事実。しかし、アメリカであれば、優れた教材(公文など)は、一校長の裁量だけで容易に授業への導入が可能だ。それを思えば、いかに制度の壁が厚塾新聞樋渡市長と代田教育監代田昭久氏を教育監として、樋渡市長をリーダーに様々な斬新な試みを実現している。今回は、藤原氏を顧問として、花まる学習会と連携した十年に及ぶ実証研究となる。子どもたちの為に最も良い教育を求めて、最新のデジタルも活用しつつ、武雄市の学力を日本一にする試みなのである。この発表会見が「文部科学省記者クラブ」で行われたことも意味深である。早くから文科省は武雄市と花まる学習会との連携について歓迎していた向きがある。塾の教育内容や手法を公立小のほぼすべての授業に導入するのは初めてだが、武雄市教育委員会によれば、公立の教員が指導し、公設民営の形はとらないという。武雄市では「官のシステムに民のノウハウや活力を融合した全国初の官民一体型学校」としているが、「官と一企業の一体化で塾に依存しすぎ」との批判も各方面で出ているのは事実だ。この「連携」について、本紙に登場していたに、民(塾)が「課外」であったものから、今度はカリキュラムそのものを担っていること。まさに質を評価されたのだ」だいている、森上展安氏、中土井鉄信氏、そして大塚意生氏の三氏にコメントをいただいた。森上展安氏は、次のように語る。「今回の試みは、評価されて良いと思われるが、しかし、教育が、市政の道具になってしまう可能性があるように思う。提携協定期間が一〇年と長い。市長が変わったらどうなるのか。また他県からの児童も引き受けるという点=教育というアイ中土井鉄信氏テムで住民を集めようとする点。本当の意味で教育改革と言えるのかどうなのか、注目に値する」いかがわかる。会見では『公設民営ではない』としきりに断わっていたが、これまでの市の政策(図書館の民間(CCC)管理、病院の民間移譲など)を考えれば、本当は「公設民営」学校をつくりたかったが、まずは現実路線で出発、というところだろう」大塚意生氏しかし、子どもたちの教育の質を高めるために、手段を選ばぬやり方が悪いわけではない。子どもも親も喜ぶに違いないからだ。「公教育がどうのこうの……」という議論はまずは置いておくとして、塾の指導に対しての評価が一つの「壁」を越えたことだけは確かである。株式会社産 学 社〒101-0061東京都千代田区三崎町2-20-7水道橋西口会館電話 03-6272-9313FAX 03-3515-3660一カ年 12,000円(税別)(毎月1・15日発行)H.P.準備中本紙購読料金