ブックタイトルリフォーム・メンテナンス 技能者育成テキスト
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リフォーム・メンテナンス 技能者育成テキスト
Ⅰ-114この工法の下地組みは、通常金属製で下地材にせっこうボードなどを張り上げ、仕上材にロックウール化粧吸音板を使用して、接着剤と釘、またステープルを用いて化粧張りする一般的な工法である。照明器具、設備器具などを取り付ける場合は、下地材を開口することになる。■準備作業①関連工事が施されているか。②基本墨が設計図・施工図に基づき正しく出ていることを確認する。③天井インサートは壁面より150mm の位置にあるか、また間仕切壁、関連工事によって使用不能のインサートがあるかどうか。もしあれば施工アンカーを打設する。④捨て張り材(一般的にせっこうボード)に不陸がなく、全体及び各部の水平が保たれていることを確認する。⑤施工場所の清掃・後片づけ等が完了していることを確認する。⑥材料の揚重の時期、小運搬等の日程の調整はされていることを確認する。⑦材料置き場の設置場所が確保されていることを確認する。⑧通風(ガラス)、湿気(モルタル壁仕上げ)等の施工環境が適格であることを確認する。⑨雨漏り箇所がないかを確認する。①材料の荷受け時には、発注書と現品を照合して材料規格、種類、数量が正しく搬入されていることを確認する。②検収にあっては、材料の変形、損傷の有無の確認を行う。※コーキング、又は補修ペイント等で補修できないような損傷があった場合は原因を調査し、運搬方法の改善等の対策を行う。また、補修できない損傷を生じた材料は適切に廃棄する。③そりぐせ、エッジ形状を確認する。④クレーンによる荷上げの際は、布製平型バンドを使用し角あて材を併用して材料の損傷を防ぐ。⑤ロックウール化粧吸音板は、降雨降雪、吹き込みなどによる浸水や湿潤の害を受けないように、常に乾燥した清潔な環境の所に保管する。⑥保管にあたっては、ロックウール化粧吸音板の隅、角が損傷しないよう安全な場所を選び、壁面から1m以上離し、床には捨板、又はシートなど防湿したものを敷いて、その上に平らに置くようにする。※水や湿気を防ぐ。⑦床置きする場合には、反りや変形が生じないよう間にバタ角や桟木等を敷き、床面に直接置かない。⑧工事の進行により場所移動が必要になった場合、関係者と協議する。※接着剤その他の材料も同様。⑨化粧せっこうボード及びロックウール化粧吸音板の場合は、製造ロット番号を確認し、同一ロット番号の製品を受け入れる。※ロット番号が異なると色違いや柄くずれが生じることがある。1.施工箇所の確認2.材料の受入れ・保管