ブックタイトルリフォーム・メンテナンス 技能者育成テキスト
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リフォーム・メンテナンス 技能者育成テキスト
Ⅰ-1402)手張り工法(湿式工法)(a)積上げ張り最も古くから行われているタイル張りの基本的な工法で、俗にだんご張りともいわれる。タイルの張付けは壁面の下部から上部へ、積上げていくように、一段ずつ行う。この工法は、内壁の壁タイル張りに適用され、白華が起きやすいことから外壁のタイル張りには適しない。この工法の長所としては、下地の精度を余り必要とせず、接着力のむらが少ないこと、モルタルが貧調合のために収縮による影響が少ないことなどがあげられる。短所としては、タイル工の熟練が必要であることと、能率が悪いことなどがあげられる。(b)改良積上げ張り外壁タイルの積上げ張りによる欠点とされる白華の防止と、建物の防水上から躯体面に下地モルタルを施し、下地とタイル裏面の間に隙間なく密着するように考えられたもので、圧着張りに見られる塗置き時間の問題もなく、良好な接着強さを示す。積上げ張りと異なり、貼り付けモルタルを7~10mm の厚さでタイル裏面に全面に塗付けるようにのせて、隙間のないようにする。(c)マスク張りモザイクタイルの裏面に所定のマスクをかぶせてモルタルを塗付け、ただちにタイル張りを行う工法で、モザイクタイル張りの塗置き時間の問題を解決するために開発された。この工法は、モザイクタイルの50mm 角、50mm 二丁などに適用される。ばらつきの小さい良好な接着力が得られますが、下地精度がそのまま仕上がり面精度になるので、精度のよい下地を必要とする。