ブックタイトルリフォーム・メンテナンス 技能者育成テキスト
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リフォーム・メンテナンス 技能者育成テキスト
本テキストは、国土交通省より職業訓練法人全国建設産業教育訓練協会が「建設技能労働者の成長分野への対応促進に関する業務」を受託し、この業務の一環として作成したものです。建設産業の就業者状況は、50 歳以上の者が約4割を占める一方、30 歳未満の若年労働者の比率は年々低下しています。建設産業の持続的な発展を図るためには、将来を担う中核的な建設技能労働者の確保・育成を図ることが重要な課題となっています。また、新規の建設需要が停滞する中で、老朽化したインフラ・建築物等の補修補強・維持修繕は建設マーケット全体に占める割合が増加傾向にあります。国土交通省所管の社会資本を対象とした維持管理・更新費の投資総額に占める割合を見ても、2010 年度の50%から、2037年には投資可能総額を上回るとされるなど、今後もニーズの増加が見込まれます。さらに、建造物の省エネルギー化、エコ住宅の新築・リフォームの促進により、地球温暖化対策を促進することが求められています。このため、国土交通省成長戦略(平成22 年5月17 日)においては、老朽化したインフラへの対応等、環境に優しい住宅・建築物整備などに対応した政策を実施するとしています。これらの需要に建設業が適切に対応していくためには、実際に現場で働く建設技能労働者が必要な知識・技術・技能を有している必要があります。これらの背景を踏まえ、本業務では住宅ストックの高いマンションのリフォーム・メンテナンス分野に着目し、これに関わる建設技能労働者の確保・育成を目的として本書を作成しました。本書は、リフォーム編とメンテナンスサービス編の2部構成となっています。リフォーム編は、リフォーム・リニューアルの主たる工事となる内装工に着目するとともに、人材の確保・育成、工事環境の特殊性、工事内容の多様性等を考慮し、内装多能工育成を目標としています。内容は、内装工全般や個別工法に係る知識・技能を習得するためのテキストとして活用を目標に編集しました。また、メンテナンス編においては、設備等の多種多様化や高齢世帯の増加などから、新たなメンテナンス業として期待が高まるセルフメンテナンスサービス分野に着目し、これに携わる人材の確保・育成に関する知識・技能を習得するためのテキストとしての活用を目標に編集しました。本書の作成・編集にあたっては、検討委員会の浦江真人委員長をはじめ関係者の多大なる尽力を賜りましたことに深く感謝申し上げるとともに、本書が関係各方面で幅広く活用されることを願っております。平成24 年3 月職業訓練法人全国建設産業教育訓練協会会長才賀清二郎はじめに