ブックタイトルリフォーム・メンテナンス 技能者育成テキスト
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リフォーム・メンテナンス 技能者育成テキスト
Ⅰ-207室内の湿気が壁や小屋裏に入り込むと、屋外側の建築材料の低温の部分で内部結露を発生させる原因となるので、壁内等への湿気の侵入を防止する必要がある。そのため、グラスウールを施工する場合は、グラスウールの室内側に必ず防湿層を設ける。防湿層は連続した層となるように心がけ、防湿層のキズや破れは防湿テ一プなどで補修する。小屋裏には、結露防止のためにも、また夏の小屋裏の熱気を逃がすためにも、換気口を設ける必要がある。床、壁、天井など建物の部位によって断熱施工の工法は異なるので、木造住宅における代表的な例を示す。一般的には断熱材を根太の間に施工するが、高い断熱性能が要求される場合には、背の高い根太を使用したり、大引の間にも断熱材を施工することがある。柔らかいグラスウールは垂れ下がりを防止するために受材で支え、ボード状のグラスウールは大引や取付け金物で支える。床根太を土台に直接取り付ける場合、柱、間柱の間隔と床根太間の間隔が異なることが多いので、グラスウールを切断したり、切り欠いたりしてすき間ができないように施工する。断熱材と断熱材の突き付け部及び柱、間柱、筋かい、土台、胴差、桁、コンセントボックスなどの周囲にすき間ができないように施工する。防湿層は柱、間柱の室内側表面に設ける。耳を止め付けるステーブルの間隔は200mm 程度が性能のよい止め付けである。間仕切り壁と床部の取合い部分では、床下から湿気を壁体内に入れないように通気止めを取り付ける。防湿層の付いた断熱材を用いる。4.防湿材は、室内側にすき間なく施工する5.部位別断熱工法6.床の断熱施工例7.壁の断熱施工例