ブックタイトルリフォーム・メンテナンス 技能者育成テキスト

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概要

リフォーム・メンテナンス 技能者育成テキスト

Ⅰ-221区分№ チェック項目理由対策例施工打ち合わせ◎(木工事)7 内装仕上り寸法の図面上の確認建築工事の施工精度は一般にmm 単位である、しかもプレハブ建築以外は概ね芯押えシングルグリットで壁芯から内装仕上面までの寸法は詳細に打ち合わせないと把握できない。床、天井の仕上面についても同様である。一方厨房設備(キッチン)等は工場生産品であり、加工精度は1/10mm 単位の面押さえのモデュールとなっている。この建築と厨房設備(キッチン)の寸法精度差を調整する目的でフィラー(隙間塞ぎ材)あるいは台輪、巾木等を用いるが、内装仕上り寸法を図面上で確認しておかないと、実際の施工誤差を吸収しきれない。厨房設備(キッチン)等の施工図を提示し寸法誤差の吸収可能な限度を説明しておく。8 吊り戸棚の取付け下地及びベースユニットの取付け下地の位置及び取付け方法の確認通常吊り戸棚やベースユニットは、予め建物の壁下地に設けられた取付け下地材に金物を用いて取付けられる。特に吊り戸棚には相当の荷重が掛かるため、下地材の寸法、取付け方法等については綿密に打ち合わせておく必要がある。技術資料、施工図等を用意し、下地材の取付け位置、材質、断面寸法、望ましい取付け方法等を説明し、処理上の技術的問題があれば打ち合わせておく。9 床及び天井仕上げ材、窓枠の納まりと施工図との寸法調整何らかの理由で建築の施工上の処理が施工図どおりに出来ない場合がある。どうしても施工図の寸法を修正する必要がある場合は、この段階で行わないと厨房設備(キッチン)の施工に入ってから問題が生じる。施工図の寸法を修正した場合は、この段階でキッチンの業者に連絡をとらなければならない。施工図に基づきキッチンと建築工事との寸法調整が可能な方法を提案し処理方法を確認しておく。