ブックタイトルリフォーム・メンテナンス 技能者育成テキスト

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概要

リフォーム・メンテナンス 技能者育成テキスト

Ⅰ-224区分№ チェック項目理由対策例現場確認19 床・天井の不陸のチェック床・天井の不陸と厨房設備(キッチン等)の納まり寸法の調整は、巾木や台輪の高さを削って行う。この場合、床、天井の不陸が同一方向にあるか、あるいは反対方向(例えば、天井が下がり、床が上がっている場合)にある場合はまだ調整しやすいが、この逆(天井が上がり、床が下がっている場合)の状態ではうまく納まらないことがある。現場には必ず、下げ振り、水準器、スケール等を用意しておく。20 壁面の垂直度、直角度あるいは面の均一性のチェック壁面の垂直度、直角度及び、面の均一性は厨房設備等の設置、特にシステムキッチンの設置の際の施工性、納まりや仕上りの美観等に大きく影響する。壁面の仕上り状態が非常に悪く、施工性に大きく影響するような場合は、この段階で手直しを依頼しておく。21 システムキッチン等厨房設備の設置位置の壁内法間口寸法の確認ワークトップの設計寸法に対して実際の開口が広すぎれば納まりが悪くなる。設計寸法に対して実際の開口が狭すぎればフィラー等を用いての調整が困難になる。22 窓枠、ダクトあるいは換気扇取付枠位置のチェックキッチンキャビネットと窓枠、ダクトあるいは換気扇枠の取付位置とは極めて密接な関係がある。位置関係が設計寸法に対してわずかなずれがあっても場合によって施工不能となることがある。キッチンキャビネットの取付位置を現場で当たって墨出しして、問題があればこの段階で対策を立てておく。23 吊り戸棚あるいはベースキャビネットの取付下地材の位置、寸法、強度、取付け方法のチェックキッチンキャビネットの設置は、下地材が頼りである。位置が狂っていればタイル割寸法に影響するし、場合によっては施工不能となることがある。下地材の施工状態がキッチンキャビネットの取付けに甚だしく適していない場合、施工のやり直しを行い、完全な状態になるまでキャビネットの取付けをしない。