ブックタイトルリフォーム・メンテナンス 技能者育成テキスト

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概要

リフォーム・メンテナンス 技能者育成テキスト

Ⅱ-41-2-2 床(1)フローリングマンションによって、コンクリートの上に直接床材を張る「直床張り」と、支持脚や支持ボルトの上に合板などで床をつくってから床材を張る「二重床」がある。どちらの方式でも、最初はその方式に合った床材が使われる。カーペットをフローリング(木材)にする場合やフローリングを取り替える場合には、方式によって使用する床材が変わってくる。1)床暖房について床暖房とは、床全体を温め、その輻射熱によって暖房する仕組みの暖房設備である。空気の乾燥によってほこりが舞う心配もなく、燃焼ガスのような排気も無いため、清潔な室内環境を保つことができる点としても注目され、多くの住宅で使用されている。床暖房の種類は、床下にパイプを通し、ボイラーで沸かした湯をパイプに循環させて暖房させる「温水式」と、ヒーターと一体化したフローリングタイプや、ヒーター内臓パネルを床下に埋め込み、その上にフローリングやカーペット等の床材を貼る「電気式」がある。電気式に比べると、温水式は燃料費や熱源機の点検・交換等の保守費用が掛る。また、マンションによっては、規約・使用規則等で床材使用の制限がある場合もあるため、床暖房の設置を希望する際は事前に管理会社への問い合わせが必要である。(2)畳マンションによっては、「薄畳(うすたたみ)」という、厚さ15~35mm ほどの畳を使っている場合がある。畳表は、畳の厚さによって、天然のい草が使われたり、樹脂などの複合材料による人工い草が使われたりする。畳を取り替えたり表替えをする時には、畳表もできるだけ同じ種類を選ぶこととする。「直床貼り」「二重床」