ブックタイトルリフォーム・メンテナンス 技能者育成テキスト

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概要

リフォーム・メンテナンス 技能者育成テキスト

Ⅱ-51-2-3 壁(1)壁紙天井に近い隅などの壁紙に貼ってある小さなシール(下図参照)は、使用している壁紙の性能を示したものである。建築基準法では、階数や部屋の用途によって使用できる壁紙等が決められている。このシールを見れば正しい材料が使われているかどうか確認できる。燃えにくい壁紙は、不燃材料、準不燃材料、難燃材料の順番に燃えにくい材料となっている。不燃材料が燃えにくさでは一番であるが、雰囲気や肌合いのため、法令で許す範囲内で難燃材料も使われる。(2)壁壁紙の下地のつくりには様々な種類があり、場所により、またマンションにより使い分けられている。マンションには、住戸の仕切りとなる戸境壁や外壁などコンクリート製の壁がある。この壁には、壁紙をコンクリートに直接張る「直張り」仕上げと、表面を整える石膏ボードの上に張ってある「二重壁」がある。最近の超高層マンションなどでは、戸境壁でもコンクリートの代わりに鋼製の下地やパネルを組み合わせた「乾式壁」を使用している場合もある。