ブックタイトルリフォーム・メンテナンス 技能者育成テキスト
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リフォーム・メンテナンス 技能者育成テキスト
Ⅱ-6戸境壁には、遮音や防火といった大事な役割がある。これは、表面仕上げも含めて適切な性能を発揮するよう作られているので、修理したり材質を変更したりする際は、予め管理組合などに確認するのが良い。これに対して、住戸の中の間仕切り壁は、比較的に自由に変更できる。ただし、水や電気など大事な住宅設備を収めてある場合(収めてある部分)があるので注意が必要である。時計や額など、壁に物を掛けたい場合は、共用部分か専有部分かによって次のような制限がある。①壁が共用部分の場合「直張り」では、中のコンクリートは共用部分のため、ビスや釘を打ったり穴を空けることはできない。掛けるものの重さに気をつけて接着系のフックを使用する。②壁が専有部分の場合「二重壁」では、釘やビスを打ったりすることができるが、「二重壁」の石膏ボードには釘が効かない。接着系のフックや石膏ボード専用の取り付け金具のほか、木製や鋼製の下地がある場合には、これを探してビスや釘を打ち込む。マンションによっては、ビスや釘を受けられる木桟をあらかじめ壁面に用意してある場合がある。