ブックタイトルリフォーム・メンテナンス 技能者育成テキスト
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リフォーム・メンテナンス 技能者育成テキスト
Ⅱ-91-2-5 空調・安全(1)24 時間換気シックハウス症候群(化学物質による室内空気の汚染が引き起こす健康障害)を防止するため、2003 年7月以降に建設されたマンションでは、原則として機械換気が義務付けられている。機械換気設備は24 時間運転が原則のため、電源を切らないようにしている。またマンションは気密性が高いので、扉の開け閉めが重くなったりしないよう、住戸内のドアの下にアンダーカットという隙間などの開口部分を設けてある。新鮮な空気が全ての部屋に行き渡るよう、アンダーカットや外壁の換気口をふさがないようにする。換気口にフィルターが備えられているマンションでは、定期的なメンテナンスが必要である。(2)避難安全対策火災など非常時に安全なところに避難する経路は、建築基準法により2ルート以上確保することが定められている。マンションでは、日ごろ利用する歩行経路である玄関・共用廊下・階段のほかに、バルコニー側から隣の部屋を通って避難する歩行経路、下階に脱出する避難器具を用意している。どちらも一般的に『避難経路』と言われている。バルコニー側に避難する場合、避難先の階段又は器具までの間には、住戸間の簡易な仕切り(パーティション)があり、これを破って避難する。安全のため、この仕切り板の近くには、植木鉢や物入れなどを置かないようにする。