ブックタイトルリフォーム・メンテナンス 技能者育成テキスト

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概要

リフォーム・メンテナンス 技能者育成テキスト

Ⅱ-11(4)レンジフードキッチンでは、調理に伴う煙やにおい、ガスコンロやグリルなどの熱源器から燃焼した排ガスなどが発生する。これらを排出するため、熱源器の上にレンジフード(ブーツ型ファン)が設置されている。レンジフードは様々な形や能力の種類の中から、建築基準法に従い、火気の使用で必要になる換気量を計算して選定されている。一般的には、財団法人ベターリビングの審査に適合したBL部品のうち、「BL-III型相当」と呼ばれるものが設置されている。スムーズに排気するためには、排気ファンと共に給気も必要であるため、玄関やリビングなどに設置された給気口は塞がないこと。なお、最近ではファンを動かすと外壁の給気口が自動的に開き、新鮮な空気を取込む仕組みを採用したマンションも増えている。(5)給湯器ガス給湯のマンションの場合、給湯器の能力を表す号数は数字が大きいほど能力は高く、「水温より25℃熱い湯を1分間に何リットル出せるか」を示している。マンションでは、部屋の広さなどから家族人数や湯の使い方を想定し、配管の長さや径、給水圧力などを条件に給湯器の能力を設定している。一般的には「24 号給湯器で自動追焚機能付き」が設置されることが多くなる。エネルギー効率が高く環境に優しい潜熱回収型の「エコジョーズ」が使用されることもある。電気給湯のマンションの場合、従来は電気の力で水を温めてお湯にする「電気温水器」が主流であったが、最近では、空気の熱を利用して効率よく電気急騰するヒートポンプ方式の「エコキュート」が主流となっている。排出するCO2(二酸化炭素)が少ないため、環境に優しいことからも注目されている。