ブックタイトルリフォーム・メンテナンス 技能者育成テキスト

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概要

リフォーム・メンテナンス 技能者育成テキスト

Ⅱ-21(2)壁1)クロスがはがれてしまった接着剤を使う。クロスは織物のため、継ぎ目部分がほつれることがある。ほつれた部分がある場合、千枚通しの先などで少しずつ捨てて糊をして固める。ビニールクロスがはがれた場合、まずは下地の汚れを取り、酢酸ビニール系接着剤を水で薄めたものを塗り込んで張ることができる。2)クロスに隙間ができた専用のノリで壁に張る壁紙は、部屋の湿気などの影響で月日とともに一部が剥がれたり、壁紙自体の伸縮により合わせ目に「すき間」ができることがある。剥がれた部分やすき間から、湿気やほこりなどが入り込んで壁を傷めたり、壁紙がはがれやすくなったり、変色してくることもある。壁紙の合わせ目のめくれからできるすき間の補修は、次のように対処する。(a)壁紙にクロス用接着剤をつけて張り直すクロス用接着剤の場合①合わせ目にできたすき間を持ち上げ、壁と壁紙の裏についたほこりや汚れを除去し、よく乾かして湿気を取る。クロス用接着剤を壁又は壁紙のどちらかに、奥の方まで少し多めに入れ込み、壁と壁紙を張り合わせる。②クロス用接着剤が合わせ目からはみ出した場合は、固く絞ったぬれタオルなどですぐに拭き取り、指先や硬い物、又は壁紙用ローラーなどで合わせ目をこすり壁に密着させる。③これまで何度も剥がれていた壁紙の場合は、密着させた後に更に数時間、マスキングテープなどを合わせ目に張って壁により強く密着させると効果的である。