ブックタイトルリフォーム・メンテナンス 技能者育成テキスト

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概要

リフォーム・メンテナンス 技能者育成テキスト

Ⅰ-26第3章内装多能工に必要な基礎知識3-1 設計図書3-1-1 設計図(1)設計図書建築物の工事実施のために必要な図面と仕様書を「設計図書」という。仕様書、意匠図、構造図、設備図から成り立っている。(2)意匠図意匠図には、仕上表、案内図(付近見取り図)、配置図、平面図、立面図、断面図、矩計図や展開図などの詳細図、各種伏図、建具表などがある。(3)仕様書設計者の意図を設計図だけで伝えるのは難しいので、「仕様書」で品質、成分、性能、精度、製造や施工の方法、部品や材料のメーカー、施工業者の指定などを文章や数値で示す。3-1-2 関連意匠図(1)仕上表建物の外装及び内装を一括して表にまとめたもので、積算と施工に必要なものである。表は、一方の軸に室名、他方の軸に部位の欄を作って記入する。内装仕上表には各室の床、幅木、壁、天井、窓、廻り縁などの仕上げが記入される。(2)平面図建物を床上1mの高さ位置で水平に切断して、これを上から見下ろした図面。間取り、平面的な構造体の状況、設備器具の概要、造付家具などが書かれる。縮尺は、1/100 が標準で、大規模の建物で1/200、住宅などの場合は1/50 程度とする。(3)矩計図基礎から屋根(軒先回り)に至るまでの基準となる外壁に面する部分を取り上げた「断面詳細図」。建物の性格・仕上げの程度を示す重要な図面で、建物各階の床、壁、開口部、屋根などがどういう構成になっているか、その詳細を示すもの。一般には、1/20 で作図する。