ブックタイトルリフォーム・メンテナンス 技能者育成テキスト
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リフォーム・メンテナンス 技能者育成テキスト
Ⅰ-384)小屋組①屋根を形づくり、屋根荷重を支えるための骨組を「小屋組」と言う。②形式によって「和小屋組」と「洋小屋組」に区別される。③洋小屋組はトラス式に組み立てた骨組で、和小屋組に比べて大きいスパンに架構することができる。④トラスとは三角形を基本単位とした構造骨組です。三角形不変の法則を利用し、小断面の部材で強度の優れた構造とすることができる。⑤屋根面には「母屋」と「たる木」が取付けられる。■和小屋組■洋小屋組(3)枠組壁工法1)2×4工法①この工法に使用される基本材の公称断面が2インチ×4インチ(実断面は乾燥材で38×89mm)であることから「ツーバイフォー(2×4)工法」と一般に呼ばれている。②規格化された少種類の断面の製材を用い、継手や仕口の加工をいっさい行わない極めて簡略化された接合法で、釘と補強金物だけを用いて組み立てる工法である。③壁は大壁式となり、1枚の構造パネルを形成する。2)工法の概要①土台上に、根太で組まれた床の軸組を行い、構造用合板などの面材を打ち付け床を構成する。②この床組の上を作業台として壁の枠組みを作る。③順次、壁枠を建て起こし、釘と補強金物によって枠組を突き付け接合し、建物を構築していく。④壁枠は頭つなぎで固定し、その上に小屋あるいは2 階床の枠組を行う。3)工法の特徴①1階床→1階壁→2階床→2階壁→小屋組とステップ作業ができ、一種の「現場工場製作」である。②最大の利点は、施工の合理化により品質の安定性と工期の短縮にある。③床面と耐力壁が一体となって、バランスよく外力に抵抗する構造で、在来軸組工法に比べ耐震・耐風的にすることができる。しかし構造規則により、縁側のような広い開口や、