ブックタイトルリフォーム・メンテナンス 技能者育成テキスト

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概要

リフォーム・メンテナンス 技能者育成テキスト

Ⅰ-472)斜線工程表縦軸に施工数量を表し、横軸に施工期日をとって、ある期間ごとの予定数量を図上にプロット(印を付け)し、これを斜線で結んで示した工程表を斜線工程表と言う。通常、単一作業ごとに作成使用するものである。実施の段階で実施数量を記入していくことによって、予定量と消化量が一目でわかるので、的確な工程管理を行うことができる。その形を見て、計画に無理があったか、何かの悪条件が発生しているかなどの判定ができる。施工数量の代わりに出来高工事金額、または出来高百分率をとると、出来高予定表となり、資金計画や予算計画などにも利用される。この場合、一般に棒グラフ工程表やネットワーク工程表に併記して用いられる。■斜線工程表3)ネットワーク工程表全体の工事計画の中で個々の作業の相互関係を、丸印○と矢印→で表したものである。その線上で各作業に必要な時間を予定し、総合的に工程を管理していく。表示に一定の規則があり、工程表を作成する者にも、これを見る者にもある程度の予備知識が必要である。暦日とは関係無く、手順と所要日数だけを記入した工程表と、それぞれの作業の開始と終了時点をタイムスケールに一致させたものとがある。ネットワーク工程表は、①作業の関連が正確につかめる、②作業の余裕度がわかる、③工程の遅れに対する対策が立てやすいなどの優れた長所がある。一方、④複雑になりやすい、⑤進捗度が表現しにくいなどの欠点もある。コンピューターの普及とともに長所が大いに生かされ、現在では工程表の主流となっている。