ブックタイトルリフォーム・メンテナンス 技能者育成テキスト

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概要

リフォーム・メンテナンス 技能者育成テキスト

Ⅰ-3単一の主要な技能を修得させ、その上で、次の必要な技能を修得させるという単一技能熟練者の多能化で進めるのが良策と思われる。1-2-5 「内装多能工」育成のための教育訓練「多能工」は新しい姿であり、現場で育成に携われる指導者もまだ少ない。したがって、現状では「内装多能工」に育成した本人と同時に、現場で指導・管理に携わる者も訓練施設等に派遣し教育すべきである。富士教育訓練センターでは、「内装多能工」育成コースも実施しているが、前述したとおり多能化の姿は多様であり、自社のニーズに基づいて設定したオーダーメイドコースや、ニーズに最も近い規定のコースに派遣するのが良策と思われる。1-2-6 「内装多能工」に求められる資質個人の資質に関しては、器用さ等の差があるものの、必要と思われる全ての技能を一人が保持することは不可能であり、また求めるべきではない。「多能工」といえども、個人の特別な資質に期待するのではなく、全ての意欲のある技能者が対象と考えるべきである。「内装多能工」に関しても、特別な資質が求められる事はないが育成に際し、個人差に配慮できる余裕があれば配慮するのが良策と思われる。「内装多能工」育成経験からいうと技能者によって、塗る・張る等の平面作業(2次元作業)が得意で好きな者と、造作・組立・設置等の立体作業(3次元作業)が得意で好きな者が存在する。この点に配慮しながら、内装多能工育成に取り組めば多能化がスムーズに図れるものと思われる。